鳥取でキャッシュレス社会は成立するのか?

鳥取でキャッシュレス社会は成立するのか?

どうも、かとまさです。

今回取り上げる話題はキャッシュレス決済。日本は世界の他の国々に比べて現金決済の比率がとても高いのが現状です。韓国は9割、中国やイギリスは5割以上、そしてアメリカも5割近くの決済が現金以外(クレジットカードや電子マネーなど)で行われている中で、日本はたった約2割ほどの決済が現金以外で行われているのみ。

というデータがあるものの、鳥取だとキャッシュレス決済している人はほとんどいなかったし、東京では電子マネーで決済する人が結構多いように感じるので、このキャッシュレス社会の到来には地域によって差があるのかなと思いました。

これから2020年、そしてそれ以降のインバウンド需要を取り込むには、決済のレベルでも国際標準に合わせてキャッシュレス化を進めていく必要があります。

そんな中、1月17日に放送されたテレビ東京のワールドビジネスサテライト(以下、WBS)で、地方におけるキャッシュレス化の促進事例が取り上げられていました。これを例に挙げた上で、地元の鳥取におけるキャッシュレス化について少し考えてみたいと思います。

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都会でのキャッシュレス化

地方、特にド田舎から都会へ行った人にとっては自動改札って結構新鮮なものだったりします。それに加えてPASMOやSuicaなどのICカードのおかげでスムーズに電車に乗れてしまう。

ここで注目したいのは、「電車に乗る日常を送っているから、ICカードを持っている」という事実。ICカードの利便性に気づくと、もう2度と離れられない。特に急いでいる時のコンビニの会計なんかは、財布を出すのが面倒なので、スマホケースに挟んであるICカードで決済することがほとんど。

でも、おそらく交通系ICカードを持っていなければ、大抵の人は今も財布からお金を出して支払いをしていたんじゃないかと思います。現に、その他の電子マネー(楽天Edy、QuickPayなど)を使っている人はあまり見ません。コンビニのレジ周辺で耳にするのは、「Suicaでお願いします」という声。自販機で電子マネーを使うにしても、交通系電子マネーを使ってる人がほとんど。

つまり、買い物以外の何か(今回の場合は電車やバス)のためにICカードを持っているから、買い物でも使うという流れができているのではないかと思ったのです。

その上、電子マネーはチャージする場所も気軽にできないと使いにくいですよね。交通系電子マネーであれば、駅の切符売り場ですぐチャージできるという手軽さがウケているのだと思います。一方、プリペイド型の楽天Edyのチャージを気軽にできるところといえば、コンビニのレジぐらい。チャージするためだけにコンビニに行こうと思わないですよね。それに、何かの買い物のついでにチャージするとしても、その時点で財布を出すのであれば、現金決済した方がその時点で2度手間にならないと思ってしまいます。また、クレジット型のQuickPayやiDはサイン不要のクレジットカードみたいなものなので、紛失時のことを考えると僕だと持つのを敬遠してしまいます。

したがって、チャージする設備や使う場所の数の多さなどからしても、都会で電子マネーが普及するのは当然のことのように思えてきますね。

おっと、電子マネーの話だけでキャッシュレス化の話を終えようとしていました笑

クレジットカードの利用もキャッシュレス化の1つです。クレジットカード決済を導入するには初期費用や決済ごとの手数料などが必要なため、個人店では導入しないところが多いです。個人店レベルで考えると、都会も田舎もクレジット対応してない場所が多いので、こちらに関してはあまり格差を感じませんでした。全国チェーン店なら大抵のお店でクレジットは使えますからね。

岐阜県高山市でのキャッシュレス化事例

先日のWBSで紹介されていたのは、岐阜県の飛騨地方にある高山市でのキャッシュレス化事例です。

飛騨信用組合が運用している、電子地域通貨「さるぼぼコイン」はスマートフォンのアプリにチャージして使うタイプの電子マネー。地域通貨なので、使えるのは飛騨信用組合の取扱エリアである高山市・飛騨市・白川村の店舗のみ。飛騨信用組合のサイトに加盟店舗一覧があったので、ざっと数えてみると使える店舗数は約170店舗。カフェやガソリンスタンド、スキー場など、使えるお店のジャンルも幅広いのが特徴です。

ここで、意外だなと思った点が1つ。このような地域通貨だと、全国チェーン店は加盟店舗にならないケースが多いように感じます。しかし、さるぼぼコインは「餃子の王将」や「サーティワンアイスクリーム」などの全国チェーンのお店(エリア内のみ)でも使えるのです。確かに、いくら地域のお店を応援するという取り組みであっても、地域のお店だけでしか使えないとなると、毎日そこだけで買い物をするわけでもないから利用者数の増加が難しい。そこで全国チェーンを巻き込むというのは、利用者数を増やす大きな要素かもしれません。

スマートフォンのアプリにチャージするタイプなので、新しくカードを持ったりする必要もないのは利用者にとっては始めやすいと思います。ただ、チャージできる場所が飛騨信用組合の本支店がメインというのがネック。導入は去年の12月ということで、現時点では運用を開始してから2ヶ月ほどしか経っていません。これからの周辺環境の整備次第でよりユーザーが増えていくのではないかと思います。



さて、鳥取はどうなのか?

ここでは主に鳥取市について見解を述べようと思います。西部の米子はJRがICOCAを導入したので、あとは周辺店舗が利用できるような体制を整えていけばキャッシュレス化が一気に進むと思います。

一方の鳥取市ではクレジットカードが使えるぐらいのキャッシュレス化しか進んでいない気がします。あとは、コンビニやイオンで電子マネーが使えるぐらいかなと。公共交通機関で電子マネーが使えるのは鳥取市内の中心部を走る循環バス「くる梨」のみ。

JR鳥取駅でICOCAが使われ始めれば、鳥取市内のキャッシュレス化も一気に進むだろうと考えますが、それがいつになるかは未定。

でも、この読者の方にはこんな疑問を浮かべる人もいるのでは?

「田舎でキャッシュレス化する必要あるの?」と。

僕的な答えは半分YESで半分NOです。

YESという答えの理由は、財布を出すのが煩わしいほど忙しい場面って鳥取にはほとんどないから、キャッシュレス決済する必要がないという理由。

一方でNOという理由は、これからインバウンド需要が高まる中で、鳥取も外国人観光客の決済を楽にする仕組みを導入しなければ、儲かるはずのものが儲からずに終わってしまうよという理由。

それで、キャッシュレス化を進めるのであれば、鳥取市内の店舗が対応する必要のある電子マネーはICOCA。現時点、鳥取市内でメジャーな電子マネーはWAONや楽天Edy。両方、鳥取市循環バス「くる梨」で使えて、イオンではWAON、サンマートでは楽天Edyが使えます。現時点でICOCAを鳥取市内でチャージできるのはコンビニのレジぐらい。

しかし、外国人観光客の決済に対応するには圧倒的にICOCAに対応した方がいいです。ほとんどの訪日外国人は鳥取に来るために東京や大阪を経由します。そこでメインで使われる電子マネーは交通系電子マネー。ICOCAに対応すれば、他の交通系電子マネーにも対応できるので、エリア的にもJR西日本の電子マネーであるICOCAの導入を進めましょう。

 

まとめ

個人的に日本でキャッシュレス化が進まないのは、お札や硬貨を実際目で見て、財布にどれくらいあるのかなって考えながら買い物する人が多いからではないかと思っています。

実際僕も、電車以外でPASMOを使うのは超急いでいる時だけ。現金が手元にある安心って結構大きいなと思います。それに、クレジットカードや電子マネーは使った金額と残金が数字でわかりますが、数字だとついつい使いすぎてしまうのでは、とか思っちゃうんですよね。

でも、海外ではスタンダードになりつつあるキャッシュレス決済。NTTドコモもスマホアプリ型の電子マネー「d払い」を今年始めるようですし、auのauWalletも注目の決済方法です。日本ではほとんどの人が持っている携帯電話を経由したキャッシュレス決済が普及すれば、日本のキャッシュレス決済率も上がるかもしれませんね。(ただ、これだと外国人観光客には対応しにくいかも)

P.S. こういうコラム系の記事って書くのに結構労力使いますね…。我ながら全くまとまった文章じゃ無いので、最後まで読んでいただけた方には深く感謝申し上げます。

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